RIM事業部

RIM事業部

Reaction Injection Molding

(株)すえ木工 RIM事業部は、家具の塗装技術の活用からはじまり立ち上げられた、家具事業部とは異なる分野の専門集団です。

RIM事業部とは

平成4年に、家具事業部から異動した数名ではじまり、今年で29年目を迎えます。そして今ではアジア圏域No1を誇る、大型プラスチック成型のリーディングカンパニーです。

RIM(Reaction(反応) Injection(注入) Modeling(成型))事業部では、大型樹脂成型品「PENTAM」をの特長を生かし、農機部品・建機部品・土木資材・住宅資材といった“生活を支える大型プラスチック”の成型・二次加工・塗装までの一貫生産を行っています。

PENTAMの特長

大型樹脂成型品「PENTAM」とは、
ジシクロペンタジエンを主原料とした、全く新しいオレフィン形架橋タイプの熱硬化性樹脂で、きわめて短時間で大型、複雑な形状をした成形品を製造できる画期的な新素材です。

また「PENTAM」を成形するRIM成形は、金型の中で反応重合と賦形を同時に行うため、大量~中・少量生産までの幅広い生産対応、省資源・省エネ、時代のニーズに合った成形方法と言えます。

お客様と共に新たな市場を開拓してきた「PENTAM」は、新技術の可能性を追加することによって、その応用例を無限に広げ、今度も注目されている素材です。

新技術の研究

高剛性ペンタムとアクリル人工大理石との複合素材

̶ 軽量化、工数削減、耐衝撃性の向上を狙う ̶

「軽量化の実現」

*高剛性ペンタムの比重 :1.23
*アクリル人工大理石の比重 :1.8
同じ厚みで複合すると比重: 約1.5 になり約20%の軽量化
が実現する。従来の工法では人工大理石を成形した後に
補強、ブラケットの取り付け等をしているが、高剛性ペン
タムでは補強、ブラケット等の一体成形が可能となります。

「耐衝撃性の向上」

高剛性ペンタムをバックアップ材に使用する事で耐衝撃性
が約5倍になります。

CFRP(炭素繊維複合材)、AFRP(アラミド繊維複合材)など、繊維と樹脂の複合素材

̶ 素材による新しい可能性を探求する ̶

繊維と樹脂をRTM 成形方で成形し、切削する技術を確立
することで、様々な成形品に新しい可能性を提案する事が
可能になります。

製品紹介

<農機部品・建機部品>

大型樹脂成型品「PENTAM」は、デザイン(丸みを帯びた形状可能)の多様性・色の拡大性・軽量化の実現が可能なことから、トラクター、田植え機のグリル・バンパー・ボンネット等、農機・建機の外装パーツに幅広く採用されています。

<土木資材>

土木資材として必要な強度を持ち、
かつ軽量で、運搬時、施工時の割れや
破損の無い特性が採用の決め手。
地中タンクや水中ポンプ、パイプジョイナーなどに使用され、施工性の向上にも役立っています。

<住宅資材>

住宅資材としては、土木資材と同じく経年劣化に耐える強度と、軽量であることから、施工性もよく、浴槽パン等に採用されています。

<その他>

  • インジェクション成形(上記画像参考(材質左からアクリル・ABS・PP))
  • ブロー成形
  • 圧空成形/真空成形
  • 回転成形
  • FRP 成形(RTM、ハンドレイアップ)
  • 本樹脂切削試作/光造形試作
  • 金属製缶品(上記画像参考)

など、その他の様々な成形にも小ロットから対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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